フリーランスになりました。

 

この度お世話になっていたエージェントを卒業して、フリーランスとして活動を始めます。

 

エージェントを通して、イラストレーターとしてお仕事を頂くようになって6年ほどが経った今、やりたい事がたくさん見つかった事で「イラストレーター」としての自分を見つめなおしたい気持ちが大きくなりました。

ご依頼頂いたお仕事を忠実に、丁寧に描き続けてきたこの6年。

ただそれが、作業的になりつつある現実に戸惑いを感じるようになりました。 クライアントさまと直接やり取りをしない働き方では、納品後のクライアントさまの反応や評価を知る事が難しく、知れたとしてもどうしても時間差ができてしまいます。こちらの熱量とクライアントさまの気持ちが同じくらいなのかとか、そういう部分が不透明な分どうしても「依頼された内容を絵に起こす」といった作業的な流れになってしまうのです。

もちろん、そのような流れであっても「良い仕事」はできます。良いものは描けます。

ただこれからの事を考えると、自分を自分でコントロールする力、クライアントさまと直接連絡を取り合い気持ちを通じ合わせる事、イラストを納品するだけでなくその後の反応も身を持って経験していく事、そんな事を大切にしていきたいと思うようになりました。

 

そして話し合いの末、6年間在籍していたエージェントを卒業し、本日から正式にフリーランスとして活動をしていく事に決めました。

そうする事のメリットやデメリット、心配な事、未知な部分もたくさんあります。でも「1人でやってみたい」という強い気持ちが自分の中に湧いてきた事がすごく嬉しくて、今はその気持ちに素直に従ってみようと思えたのです。実際、直接クライアントさまと連絡を取り合うようになりとても楽しく刺激的です。

 

「絵を描く」という、昔から好きだったことが仕事になった今、この仕事を出来る限り楽しみたい。

それと同時湧いたもう一つの気持ちは「自分が描きたいもの」を描くという事、それを皆さまに発信していく事にも力を入れていくつもりです。その部分では仕事に繋がるかどうかは意識せず、描きたいものを描くという事に集中します。これが出来ていないと、仕事へのバランスがとれなくなりその気持ちが心のモヤモヤに変わってしまうから。

 

「どんなイラストレーターになりたいの?」 「どんな仕事をしたいの?」と、よく聞かれます。 当然、大きく印刷される広告や表紙などにイラストを使って頂ける事はすごく嬉しいことです。でもそれを目指しているのかと問われると少し違うんです。

自分がどんなものを描けてどんな提案ができるのか、それをきちんと知って頂きたい。

その上でタッチを相談しながらご依頼を頂戴し、期待を裏切らない作品を描き上げ納品する。単純な事なんですが、今は一つ一つの案件をそうやって丁寧に進めていきたいです。そうした結果、多くの人に見てもらえる媒体でその絵を使って頂けたら、それはとても嬉しい事です。

 

その為にも私が今どんなタッチで描いているのか、分かりやすくまとめたページをホームページに追加しました。こちらからご覧いただけます。1つのタッチにとらわれる事なく、色んなタッチを楽しんで描いている事を伝えたくて、時間をかけて丁寧にページを作りました。是非見て頂ければと思います。

 

これまで色んなチャンスを与えてくれたエージェントの皆さま、

本当に感謝しています。

 

そして、これから出会うであろう皆さま。

それを想像するだけで楽しみでしかたありません。

この気持ちを感じていただけたら嬉しいです。

 

@yurie

yurie terasawa